スマホを閉じて、心を開く
―― 冬のアゼルバイジャンで見えた「途中経過の美しさ」
旅の終わりは、いつも分かりにくい。空港へ向かう車窓や、手荷物の重さが、あとからそれを教えてくれる。
アゼルバイジャンは、今、時代の切り替わりの“瞬間”にいる。
過去の層が完全に消えてしまう前、でも新しい時代がまだ完成していない。
その境目は本当に短く、旅人にとってその「境目」が一番おもしろい。
肌で感じる情報も豊かで、石畳・遺跡・香り・音がデジタルを忘れさせる。
スマホを閉じて心を開けば、カスピ海が話しかけてくる。
